交通事故の入通院慰謝料相場!最新の計算方法と弁護士基準の早見表

交通事故の慰謝料相場

交通事故に遭ったとき、多くの方が最初に気になるのが「入通院慰謝料の相場」です。

実際、交通事故の被害者が受け取る入通院慰謝料は、自賠責・任意保険・裁判所(弁護士)の基準によって大きく変わり、相場の理解が不十分だと本来より低い金額で示談してしまう恐れがあります。

本記事では、交通事故における入通院慰謝料の相場がいくらくらいなのかを具体的に示し、どの基準が妥当なのか、そして適正な補償を受けるための考え方をわかりやすく解説します。


大栄橋法律事務所は相談料や着手金は「無料」完全報酬制です。

相談する時点で弁護士費用は1円もご準備いただかなくて大丈夫です。

また、当事務所は埼玉県の大宮にございますが、全国どこからでも相談から解決まで電話で完結できますので、わざわざ自宅から通う必要もありません

常に、ご相談者様にとって最良の解決策をアドバイスするよう心がけておりますので、まずは安心してどんな些細なお悩みも無料電話相談をご利用ください。

【全国無料電話相談はこちら】
0120-700-125

目次

  1. 結論:交通事故の入通院慰謝料の「相場観」
  2. 慰謝料相場を決める3つの基準(自賠責/任意保険/裁判所)
  3. 自賠責基準の計算式と「対象日数」の決まり方
  4. 早見表①|自賠責(通院のみ・概算)
  5. 早見表②|裁判所基準(別表Ⅱ:むちうち等)
  6. 早見表③|裁判所基準(別表Ⅰ:骨折等)
  7. 慰謝料を増額するための5原則
  8. 慰謝料を下げやすいNG行動
  9. よくある質問(FAQ)
  10. 無料相談のご案内

結論:交通事故の入通院慰謝料の「相場観」

交通事故の慰謝料相場

結論として、交通事故の入通院慰謝料は「自賠責・任意保険・裁判所」の基準差で大きく変わります。まず、ざっくりの金額感は次のとおりです。

  • 自賠責基準(最低ライン):日額4,300円×対象日数。(対象日数は「治療期間」と「実通院×2」の小さい方 例)治療期間6か月・実通院60日 → 対象日数120日 → 約51.6万円
  • 裁判所基準(別表Ⅱ:むちうち等):同期間でも自賠責より高額。目安は通院3か月で約50万円/6か月で約89〜90万円
  • 裁判所基準(別表Ⅰ:骨折等):入院の有無・期間により100万円超も。長期入院例では150〜170万円帯のケースあり。

※上記は一般的な目安です。年齢・症状固定時の所見・通院頻度・入院の有無などで前後します。

慰謝料相場を決める3つの基準(自賠責/任意保険/裁判所)

慰謝料の弁護士基準

最低補償の自賠責、保険会社提示の任意、最も高額になりやすい裁判所基準の順で水準が上がり、どの基準が適用されるかで入通院慰謝料の相場が決まります。

自賠責基準(最低ライン)

自賠責は最低限の補償を目的とした基準で、入通院慰謝料は1日4,300円が原則です。対象日数の考え方は後述。

任意保険基準(保険会社提示)

保険会社の提示は、自賠責と近い水準にとどまることが多く、交渉しなければ相場より低い金額でまとまってしまう可能性があります。

裁判所基準(弁護士基準)

裁判実務で用いられる基準で、最も高額となりやすいのが特徴。ケガの性質により別表Ⅰ(骨折等)別表Ⅱ(むちうち等)を使い分けます。

自賠責基準の計算式と「対象日数」の決まり方

自賠責は「4,300円×対象日数」で算定し、対象日数は「治療期間」と「実入院日数+実通院日数×2」の小さい方が採用されます。
基本式: 入通院慰謝料 = 4,300円 × 対象日数

対象日数は、次のAとBの小さい方になります。

  1. A:治療期間(初診日〜症状固定日までの日数)
  2. B:実入院日数+実通院日数×2

例: 治療期間180日、実通院60日の場合 → A=180、B=60×2=120 ⇒ 対象日数は120日
よって、4,300円×120日=516,000円が自賠責基準の目安です。

むちうち等で実通院日数が少ないと、Bが小さくなりやすく金額が下がる傾向があります。交通事故 入通院慰謝料 相場を押し上げるには、医学的裏づけを意識した通院実績の積み上げが重要です。

早見表①|自賠責基準「通院のみ」おおまかな目安

通院頻度が少ないほど対象日数が縮み金額が下がるため、自賠責の相場感は期間だけでなく実通院日数に左右されます。

※1か月=30日、通院は週2回(およそ月8〜9日)想定の概算です。実際の金額は通院頻度で上下します。

通院期間ごとの概算(自賠責基準)
通院期間 想定・実通院日数 対象日数(小さい方) 概算額
1か月 8日 16日 約69,000円
3か月 24日 48日 約206,000円
6か月 60日 120日(治療期間180日より小) 約516,000円

早見表②|裁判所基準(別表Ⅱ:むちうち等)

むちうち等の軽傷でも裁判所基準なら自賠責より高額になりやすく、通院3か月で約50万円・6か月で約90万円が一つの目安です。

軽傷例(他覚所見が乏しい頚部捻挫等)の目安レンジです。個別の症状・通院状況で前後します。

通院期間ごとの目安(別表Ⅱ)
通院期間 目安額
1か月 約19万円
3か月 約50万円
6か月 約89〜90万円

早見表③|裁判所基準(別表Ⅰ:骨折等)

骨折等の他覚所見がある場合は別表Ⅰが適用され、入院の有無や期間に応じて100万円超まで相場が上振れします。

骨折等(他覚所見あり)の目安レンジです。入院の有無・期間で上振れします。

例示(別表Ⅰ)
ケース 想定 目安額
通院3か月 骨折あり 〜60万円超 目安
入院1か月+通院6か月 重めの例 100万円超 目安
入院5か月+通院6か月 別表Ⅱの重症例でも高額 〜170万円前後の例あり

慰謝料を増額するための5原則

医師の診断書

医科中心の受診・通院の一貫性・症状経過の記録・生活影響の具体化・早期の弁護士関与が入通院慰謝料を引き上げる鍵です。

  1. 整形外科を軸に通う: 他覚所見(画像・診療録)の蓄積が重要。接骨院・整骨院のみは証拠が弱くなりがち。
  2. 通院間隔をあけない: 実通院日数が自賠責の直結変数。週1→週2でB(実通院×2)が倍に。
  3. 症状の推移を記録: 痛み・しびれ等の変化を診療録に一貫して残す。
  4. 生活・就業への影響を具体化: 家事・育児・通勤・職務上の制約を具体的に把握。
  5. 早期に弁護士へ: 任意提示が自賠責水準のまま固定されないよう、裁判所基準での交渉を主導。

慰謝料を下げやすいNG行動

受診の中断や医科未受診、診断書・画像所見の不足、SNSでの活動アピール等は入通院慰謝料を下げるリスクになります。

  • 通院空白が長い・自己判断で通院中断
  • 医科の受診がない/診断書・検査不足
  • SNSでの過度な活動投稿(痛み否認の根拠にされる場合あり)
  • 受診先の分散(経過の一貫性を欠く)

よくある質問(FAQ)

交通事故の入通院慰謝料の代表的な疑問を簡潔に整理します。

Q1. 通院1日でも入通院慰謝料は出ますか?

A. 出ます。自賠責では4,300円×対象日数で算定します(対象日数は「治療期間」と「実通院×2」の小さい方)。

Q2. 通院3か月・6か月の“ざっくり相場”は?

A. むちうち等(別表Ⅱ)で3か月約50万円・6か月約90万円が広く用いられる目安です。自賠責では通院頻度次第で20万〜50万円台にとどまることが多いです。

Q3. 入院があるとどのくらい慰謝料が増えますか?

A. 入院期間が長いほど慰謝料は増える傾向です。入院5か月+通院6か月の重い例では、別表Ⅱでも高額帯の相場が示されます。

Q4. 任意保険の提示は妥当? 上げられますか?

A. 傷害部分は自賠責水準の提示が多く、妥当性は通院実績・医療記録との整合で判断します。必要に応じて裁判所基準での引き上げ交渉を行います。

Q5. 交通事故の入通院慰謝料を自分で試算するコツは?

A. まずは自賠責式で下限を算出し、ケガの性質(別表Ⅰ/Ⅱ)で裁判所基準レンジを照合。通院の一貫性と医学的所見がカギです。

交通事故の慰謝料相場に詳しい山崎玄弁護士

大栄橋法律事務所は相談料や着手金は「無料」完全報酬制です。

相談する時点で弁護士費用は1円もご準備いただかなくて大丈夫です。

また、当事務所は埼玉県の大宮にございますが、全国どこからでも相談から解決まで電話で完結できますので、わざわざ自宅から通う必要もありません

常に、ご相談者様にとって最良の解決策をアドバイスするよう心がけておりますので、まずは安心してどんな些細なお悩みも無料電話相談をご利用ください。

【全国無料電話相談はこちら】
0120-700-125


※本ページの金額は一般的な目安です。個別の事情(年齢・職業・症状固定時の所見・通院実績・入院の有無等)により前後します。最新の基準や運用は都度ご確認ください。


相談料・着手金0円、完全成功報酬制/賠償金が増額できなければ費用は一切いただきません!

0120-700-125
メールでのご相談はこちら(24時間・365日受付中)
0120-700-125