高齢者や子供が交通事故の被害者となった場合に注意すべきこととは

大変悲しいことですが、高齢者や子供が交通事故に巻き込まれるケースが増えています。

大宮警察署管内でも、平成30年1月~10月までの間で交通事故により5人の方がお亡くなりになられていますが、そのうち4人が高齢者の方です。また、さいたま市内でみても、大宮区は見沼区についで交通事故の発生件数が多く、子供など社会的弱者が被害者になるケースも少なくありません(平成29年中のデータに基づく)。

高齢者や子供が交通死亡事故の被害者となった場合は、損害賠償の問題で加害者側と金額について揉めることがあるため注意が必要です。

そこで今回は、高齢者や子供が死亡事故によってお亡くなりになられた場合の、損害賠償請求における注意点について解説します。

高齢者や子供が損害賠償請求で不利になるわけとは?

交通事故において高齢者や子供がお亡くなりになられた場合、かなりの確率で相手方保険会社から提示される示談金が相場よりも低くなるケースが見受けられます。

では、なぜ同じ死亡事故でも、高齢者や子供の場合に提示される金額が低くなってしまうのでしょうか。

高齢者は「逸失利益」が低く見られる

交通事故で相手方から支払われる示談金には、治療費、休業損害、慰謝料などさまざまな項目が含まれているのですが、その中でも高齢者が特に低く見積もられやすい項目が「逸失利益」です。

逸失利益とは、交通事故に遭わなければ得られたであろう経済的利益のことで、死亡事故では事故発生以降に失われた経済的利益について、逸失利益として加害者側に損害賠償請求することができます。

通常、逸失利益については被害者本人の「基礎収入」をベースに計算をするため、もともとの収入が多い人であれば、逸失利益についてもそれなりに高額になるのですが、高齢者の場合は無職の方も多いため、逸失利益を一切認めない保険会社もあるのです。

当事務所では、保険会社から提示された示談金に妥当な逸失利益が含まれていない場合、被害者の方の当時の労働能力や労働意欲、さらには就労の蓋然性などをご遺族の方と連携しながら証拠を集めて主張することで、適切な金額が認められるよう交渉いたします。

子供の死亡慰謝料は低く見積もられる

人の命は平等ですから、被害者が誰であれ、死亡慰謝料の金額が変化することは納得できないところです。

ただ、交通死亡事故においては、亡くなられた方のご家庭の中における経済的重要度に応じて、一定の基準金額が決まっているため、どうしても収入のない子供の方が低い金額を提示されてしまう傾向があります。

当事務所では、亡くなられたご本人だけでなく、ご遺族の方の悲痛なお気持ちをしっかりと受け止めて、それを相手方に法的見解も含めて適切に主張することで、ご遺族固有の慰謝料も含めて適切な金額を提示するよう交渉いたします。

高齢者は後遺障害認定の際にも注意が必要

高齢者の方の場合は、死亡事故における逸失利益だけでなく、後遺障害認定についても注意が必要です。

高齢者の方が交通事故で後遺障害が残った場合、加害者側から交通事故ではなく、持病やもともとの後遺症の影響を指摘されて、本来の後遺障害慰謝料よりも減額されたり、後遺障害自体を否定される可能性があります。

当事務所は、これまで高齢者の方も含め多くの後遺障害認定に関わってきておりますので、相手方保険会社から指摘されるポイントについても熟知しており、前もって対策を講じることが可能です。

大栄橋法律事務所は相談料や着手金は「無料」なので、あらかじめご準備いただかなくても大丈夫です。弁護士費用については保険会社から示談金が支払われた後に精算しております。

また、当事務所は埼玉県の大宮にございますが、全国どこからでも相談から解決まで電話で完結できますので、わざわざ自宅から通う必要もありません。

常に、ご相談者様にとって最良の解決策をアドバイスするよう心がけておりますので、まずは安心してどんな些細なお悩みも無料電話相談をご利用ください。

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埼玉県内で交通事故が発生しやすい場所とは?

当事務所は、埼玉県内を中心に交通事故案件を取り扱っておりますので、交通事故が発生しやすい場所や原因などについても、他の弁護士よりも精通しております。

過失割合の交渉などにおいても、相手方の不審な主張は現場確認をして反論しますので、適切な賠償金を獲得することが可能です。

交通事故の多くは「交差点」で発生すると言われています。
中でも、埼玉県内には、交通事故や死亡事故が多く発生する交差点が幾つか存在しているため気をつけなければなりません。

一般社団法人日本損害保険協会のデータによると、埼玉県内で特に注意すべき交差点は以下のとおりです。

三橋(二)交差点

国道17号大宮バイパスと県道のさいたまふじみ野所沢線が交差する交差点で、車線数が多く非常に大きな交差点です。昔から交通事故が多いことで知られています。

加倉(南)交差点

国道16号と国道122号が交差する交差点で、非常に形状が複雑で橋桁などによって見通しを遮られることから交通事故が多発しています。

県内の交差点には、交通事故や交通死亡事故が発生しやすいポイントがあり、過去の判例を熟知している弁護士の方が、より適切な解決が実現できます。

当事務所は、交通事故で大切なご家族を亡くされた方にしっかりと寄り添うとともに、損害賠償請求については一切の手続きを弁護士が担当することで、ご遺族の方の肩の荷がおりるよう最大限配慮させていただきます。

死亡事故という大変な状況に立たされているにも関わらず、相手方の保険会社の対応のせいで、更に二次被害のような状況が発生することも少なくありません。

当事務所にご相談いただければ、精神的な部分も含め負担が一気に減りますので、1人で悩まずにできる限りお早めにご相談ください。

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